【今更聞けないワインの知識02】ロゼワインとは?製造方法とおすすめロゼワイン
近年じわじわと人気が高まっており、消費量は増加傾向にあるロゼワイン。高級レストランで飲む赤ワインとは違い、友人とワイワイ楽しく飲むというイメージから、ピンク色で見た目がかわいいこともありSNS映えするのも人気の一因でもあるそうです。
今回はロゼワインについてご紹介します。
ロゼワインとは?
「ロゼ」はフランス語で「バラ色」の意味の通り、ピンク色をしたワインを「ロゼワイン」と呼びます。
基本的に赤ワイン用の黒ブドウを使用して造られますが、カナダ・オンタリオ州では白ブドウを使用して造られるロゼワインも生産しています。
甘口だけではない
ロゼというと、甘いといったイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、赤ワインや白ワインと同じように辛口ロゼワインが楽しまれています。白ワインのような飲みやすさもありながら、赤ワインのような複雑味もほのかに感じられ、双方の良いとこ取りしたのがロゼワインです。
飲み方のポイント
どんな料理にも合うのが特徴のロゼワイン。カナダでは、柑橘系のフルーツや冷凍したベリーを浮かべて飲んだり、アレンジも多く楽しまれています。
飲み頃は8℃~10℃前後で冷やして飲むのをおすすめします。
・濃いピンク色のロゼワイン
おすすめ温度は10℃前後。ほのかにタンニンを感じしっかりとした味わい。濃い目の味付けの料理にぴったり。
・薄いピンク色のロゼワイン
おすすめ温度は8℃前後。優しくスッキリとした味わい。サラダやスイーツなどにぴったり。
ロゼワインの製造方法
製造方法は主に3つあります。
・セニエ法
赤ワインと似た製造方法で、黒ブドウを破砕し果皮や種と一緒に8時間から48時間タンクの中で浸けておきます。果皮や種によって薄くピンク色づいた果汁を抜き取り、抜きとった果汁のみ発酵します。
・直接圧搾法
白ワインと似た製造方法で、黒ブドウを破砕しさらにプレスして果汁を絞りだし発行します。絞った際に果皮や種から色素が染み出し、果汁が色づきます。
・混醸法
製造工程はセニエ法と同じ。しかし黒ブドウのみを使用するセニエ法とは違い、白ブドウと黒ブドウなど複数の種類から出た果汁を同じタンクで発酵します。
出来上がった赤ワインと白ワインを少量づつ混ぜてロゼワインを造る「ブレンド法」もありますが、ヨーロッパではEUの規定でこの方法は原則禁止されています。
カナダ・オンタリオでは醸造スタイルは自由なため、ワイナリーによって製造方法は異なります。
おすすめロゼワイン
白ワインがお好きな方におすすめの微発泡ロゼワイン。 マスクメロンやイチゴなどのフルーツの風味が重なり、酸味と爽やかな「シュワシュワ感」が絶妙なバランスで味わえる。冷やすとラベルの色が濃くなり飲み頃がわかる見た目も面白いロゼワインです。